
目の奥が痛い!
そのうち頭痛もしてきて、だんだん吐き気までしてきた。
ただの頭痛と違って、他の病気じゃないかと心配になりますよね。
ホントにつらいのに、この痛みを経験した人じゃないとなかなか分かってくれません。
目の奥が痛くて、頭痛や吐き気が起こる症状に悩まされている方へ。
この症状が起こる原因と、症状が起きたときの対処法を紹介します。
悪化の心配の少なく、あまり心配する必要のない場合。
悪化の危険性があって、すこし注意が必要な場合。
をしっかりと見極められるようになりましょう。
目の奥が痛いときに起こる頭痛と吐き気の原因は?
目の奥が痛い頭痛と一言で言っても様々なパターンが考えられます。
チクチクと針で刺すような痛みなのか?
ズキンズキンと響くような痛みなのか?
他にも様々な痛みの種類が考えられるので、考えられる原因も多いです。
注意が必要な目の奥が痛い頭痛の種類。
くも膜下出血や脳出血のような重い病気の場合は、耐えられないぐらいの激痛がある場合ほとんどです。
ただ重い病気なのに我慢出来てしまう程度の痛みの場合もありますので、可能性は低いですが見ていきましょう。
なかなか気が付けない脳腫瘍。
脳に変異した細胞の塊が出来る病気です。
腫瘍が脳の膜や血管を引っ張る事で、痛みが起きます。
痛みの特徴は、慢性的な頭痛で数週間から数か月かけて痛みがひどくなる。
せきをしたり、力んだ時に痛んだり、朝方は特に痛みが強い。
嘔吐や目のかすみ、視力低下、軽いマヒなどが伴う場合もある。
以外にも気が付かない場合もあるくも膜下出血。
頭をぶつけたりすることで、硬膜の静脈が切れて硬膜の中に少しずつ血液が溜まり脳を圧迫する。
血管が弱くなった高齢者に多く、頭をぶつけたりした数週間から数か月経ったあとから頭痛を感じる場合もある。
手足のマヒ、失禁などを伴う場合もある。
風邪と間違う事もある髄膜炎。
細菌やウイルスに脳が感染する事により起こる病気です。
脳のくも膜や軟膜に炎症が起こる。
数週間かけて痛みがだんだんひどくなる。
発熱も伴って風邪と同じような症状が伴う。
どなたでも注意が必要な緑内障。
網膜の神経細胞が働かなくなって、眼圧が異常に高くなる病気です。
治療をしないと失明の恐れもあります。
前頭部が激しく痛み、何日も続く場合もある。
視界が歪んで見えたり、視力低下、嘔吐が伴う場合もある。
このような症状があった場合は、すぐに医療機関に受診して下さい。
つらいですがあまり心配のない目の奥が痛い頭痛の種類。
目の奥が痛い頭痛で、さらに吐き気までする。
そんな症状でも、一時的なものであまり心配のないものもあります。
30代から50代に多い緊張型頭痛。
緊張、過労、ストレスなどで筋肉が緊張して起こる頭痛です。
天候が悪い時に頭痛がする人は、ほとんどこれが原因です。
首すじや頭の後ろの方が、重く締め付けられたような痛み。
女性に多い片頭痛。
疲労、睡眠不足、ストレスなどで、脳内の血管が過度に拡張することが原因です。
激しいズキズキとした痛みが頭の側面の片側、または両側に起こる。
目がチカチカしたり、吐き気や嘔吐を伴う場合もある。
男性に多い群発性頭痛。
過労、ストレス、喫煙、飲酒、食べ物で誘発させる場合もある。
前頭部や側頭部に痛みが広がり、突き刺すような痛みが起こる。
涙や鼻水を伴う場合もある。
あまり聞きなれない頚性頭痛(けいせいずつう)
あまり聞きなれないですが、ごく一般的な頭痛です。
椎間板ヘルニアなどで、首や背中の頚椎の構造に以上が起こり、脊髄の神経が圧迫される事が原因です。
後頭部から首の後ろに痛みを感じる。
肩や腕まで痛みが広がる場合もある。
目の奥が痛いときに起こる頭痛と吐き気の対処法。
重い病気の可能性があるときは、すぐに医療機関に受診された方が良いです。
重い病気の可能性が無い場合の対処法を紹介します。
緊張型頭痛の対処法。
緊張型頭痛は筋肉の緊張が原因なので、筋肉をほぐす事が大切です。
入浴やマッサージなどで、筋肉を温める。
首や肩を冷やさないようにする。
リラックス出来る姿勢にする。(同じ姿勢で長時間いる時は、出来るだけ体を動かす。)
片頭痛の対処法。
まずは医療機関に受診されて、処方された薬を飲む事が大切です。
睡眠不足だと症状が出やすく悪化しやすいので、十分な睡眠をとる事を心掛けて下さい。
音や光の刺激で片頭痛は悪化する場合が多いので、暗く静かな部屋で安静にする。
仕事中は、目を閉じて少しの間でも安静にする事をおすすめします。
片頭痛は頭を冷やすことが効果的です。
群発性頭痛の対処法。
なかなか難しいと思いますが、喫煙や飲酒を控える。
特定の食べ物が引き起こしている場合も多いので、何を食べた時に痛くなるのか把握しておくことも大切です。
過労やストレスが引き起こしている場合もあるので、休める時には体を休めて下さい。
頚性頭痛の対処法。
慢性的に神経が圧迫されている場合は、医療機関での治療が根本改善です。
温めて血行を良くすることで、一時的には緩和されます。
姿勢が悪い人に多い頭痛なので、頚椎に負担がかからない良い姿勢を心掛ける事も大切です。
女性を悩ます症状を改善していきましょう!
目の奥が痛いときの頭痛と吐き気の原因を見てみると、様々な原因がありました。
重い病気の可能性がある場合や、長い間頭痛に悩んでいる方は一度医療機関への受診をおすすめします。
頭痛の種類の中で、女性がなりやすい片頭痛は他の頭痛に比べて、痛みや症状が重い事が分かりました。
男性には、女性の頭痛は男性より痛みが強い可能性があるという事を心掛けて、頭痛に悩んでいる女性に接してほしいですね。
そして、日々の生活習慣が引き起こしている頭痛も多い事が分かりました。
心当たりがある方は、出来る所から改善をしていきたいですね。